中国当局は18日、料理宅配プラットフォーム運営会社に対し、飲食店に課す手数料の引き下げを求める方針を表明した。これを受け、生活関連サイト運営大手の美団の株価が急落するなど、テクノロジーセクターに波紋が広がった。美団が運営する料理宅配アプリは利用者が数億人に上る。18日の香港市場で同社の株価は15%安と急落し、2020年7月以来の安値に沈んだ。ファクトセットによると、時価総額は約1480億ドルと、260億ドル(約2兆9900億円)目減りした。中国政府がインターネットテクノロジー企業に対する取り締まりを拡大したことを受け、美団の株価はこの1年で半値以下になっている。18日には同業の餓了麼(Ele.me)を傘下に持つアリババグループが香港市場で2.8%下げたほか、美団の大株主であるテンセントホールディングスは1.9%安で引けた。
中国、料理宅配の手数料引き下げ指示 美団など関連銘柄急落
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