ロシア・ウクライナ間の緊張が深刻化し、金価格が昨年6月以来の高値をつけた。金価格は14日まで7営業日続伸するなど、過去15営業日で12日上昇している。戦争が勃発すれば他の投資で損失が生じかねないと懸念する投資家が金買いに動いているからだ。投資家は混乱時に安定性を求めて金を買うことが多い。金先物の中心限月は17日、1トロイオンス=1902ドルをつけた。清算値として昨年6月2日以来の高値。18日は前日比0.1%安で終えた。ジョン・ハンコック・インベストメント・マネジメントの共同投資ストラテジスト、マット・ミンスキン氏は「投資家は地政学的ヘッジを探している」と指摘。緊張がさらに高まれば、金相場は8月につけた清算値としての過去最高値2051.50ドルを数カ月中に突破する可能性があるとの見方を示した。
金先物が8カ月ぶり高値、ウクライナ情勢緊迫化で
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