米娯楽・メディア大手NBCユニバーサル（NBCU）が放映した北京冬季五輪のプライムタイム（午後8～11時）の平均視聴者数は、NBCUが数十年前に五輪中継を開始して以来最低だったことが分かった。コムキャスト傘下のNBCUはテレビ放送とケーブルTV、ストリーミングで冬季五輪を中継。2週間以上にわたる大会期間で、プライムタイムの平均視聴者数は1140万人となり、過去最低の視聴者数だった2018年の平昌冬季五輪からさらに約42％減少した。NBCスポーツのピート・ベバクア会長は「過去の五輪の中でも最も厳しい大会だった」とし、視聴者数が低迷したため、広告主には埋め合わせとして追加で広告枠を提供したと明らかにした。