――筆者のウォルター・ラッセル・ミードは「グローバルビュー」欄担当コラムニスト ***  ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が冷戦後の欧州の秩序を想定外の手段で覆そうとする中、西側諸国の指導者は対応に苦慮しており、これまでの成果はまちまちだ。西側諸国は、容認できる譲歩の限界や、プーチン氏が戦争の道を選択した場合に科す制裁措置の性質について、ほぼ一致した姿勢をとっている。仏政府の目立ちすぎるスタンドプレーや、独政府の無気力な受け身の姿勢も、西側諸国が共通の立場を打ち出す上で妨げとはならなかった。こうした成果は米バイデン政権が功績として誇れるものだ。