メンバーの「ビジネス思考」を鍛え上げる

 このようなプロセスで、提案内容を詰めていけば定例会議では「的を射た議論」が可能になりますから、スピーディに精度の高い意思決定ができるようになるわけです。

 そして、この「ロジック展開」をチーム内に浸透させるとともに、その思考プロセスをメンバー一人ひとりにマスターしてもらうために重要なのが、管理職がメンバーと行う少人数ミーティングの場です。

 そうした場で、提案内容の相談を受けたときに、

「この4つのロジックが適切に組み上げられているか?」
「原因分析は十分か?」
「解決策に説得力はあるか?」
「効果予測は現実的か?」
「提案内容がデータに裏付けられているか?」

 などといった観点で、管理職がしっかりと確認。必要であれば、不備を指摘したり、質問をすることによって、メンバーと一緒に提案内容をブラッシュアップしていくとともに、この「ロジック展開」を軸に思考プロセスを深めていく訓練を行うのです。

 その結果、定例会議が効率化されるにとどまらない、絶大なメリットが管理職にもたらされることになります。

 なぜなら、メンバー全員がこうした「ビジネス思考」を身につけていくことができれば、管理職のサポートがなくても、自力で優れた提案を構築することができるようになるからです。そして、メンバーが「自走力」を高めることによって、管理職にかかる負荷を最低限にすることができるのです(詳しくは『課長2.0』をご覧ください)。