リモートワークで「見えないメンバー」をマネジメントするのは難しいことです。メンバーの行動を細かく管理したり、コントロールすることができないからです。大事なのは、「自走」できるメンバーを育て、彼らが全力で走れるようにサポートすること。そもそも、管理職は「自分の力」ではなく、「メンバーの力」で結果を出すのが仕事。それはまるで「合気道」のようなものです。管理職自身は「力」を抜いて、メンバーに上手に「技」をかけて、彼らがうちに秘めている「力」を最大限に引き出す。そんな仕事をすることによってこそ、リモート時代にも生き残る「課長2.0」へと進化できるのです。本連載では、そのために管理職に求めらる「思考法」や「ノウハウ」をまとめた前田鎌利さんの『課長2.0』を抜粋しながら、そのエッセンスをお伝えしていきます。