米労働省が4日発表した2月の雇用統計によると、非農業部門就業者数(季節調整済み)は前月比67万8000人増と、市場予想の44万人増を大きく上回った。失業率は前月の4.0%から3.8%に改善し、労働市場の強さを浮き彫りにした。1月と昨年12月の就業者数も速報より好調だった。1月は前月比48万1000人増、12月は58万8000人増に、それぞれ上方修正された。人材不足を背景に、雇用主は賃金を引き上げている。民間部門の平均時給は前月比0.01ドル上昇。前年同月比では5.1%上昇した。労働参加率は62.2%から62.3%に若干改善した。