「この予約は、決して訪問するためのものではありません。あなた方に宿泊料をお支払いするためだけのものです。私たちは、あなたやキエフのすべての人々のために、何かできればと思っています」と、予約した夫婦からホスト宛にメッセージが添えられていたということ。「少額からでも、必ず変化をもたらすことができるはずです。このアイディアを拡散してください」と、この夫婦はこのアイディアをTwitterに投稿しています。

 この行いは、インターネットを憎しみのために使うのではなく、困っている人を助けるために使えば、どんなに素晴らしいものになるかを実証しています。また、別のユーザーも同じアイデアを共有し、さらに別のユーザーも、「被災地で困難な状況にいる人々に即座に金銭的な援助をする方法」として、同じことをしています。ウクライナの宿の持ち主は、「思いがけないところで助けられた」と、感謝のメッセージを綴(つづ)っています。

 さらにTwitterではこの運動が活発化し、「Airbnbはホストとゲストの手数料をなくして、取引を円滑にできないか?」との声も上がり、Airbnb側もこの提案を快諾。「私たちは現時点でウクライナでのすべての予約について、ホストとゲストの手数料をすべて免除しています」と、発表しました。

 AirbnbのCEOであるブライアン・チェスキーによると、「48時間で、ウクライナに6万1406泊が予約された」ということ。これは金額に換算すると、190万ドルの寄付に相当するということです。

 またAirbnbは、この他にも10万人のウクライナ人難民に無料で宿泊施設の提供も行なっています。そして、チェスキーがCNNに語ったところによると、「ロシアでの事業停止すること」も検討しているそうです。

By Alberto Hernando
Source / ESQUIRE ES
※この翻訳は抄訳です。

なぜ今?Airbnbのウクライナ民泊に予約が殺到している理由