【香港】新型コロナウイルスの感染急増に見舞われる中国が、医療体制の崩壊を防ごうと規定の調整に着手した。  病院が重症患者に集中できるよう、無症状か、軽症の患者は当局が管理する隔離施設へ行く必要があるとした。  今回の入院の義務づけ規定に関する変更は、現行のアプローチでは、病院の対応能力を超えかねないリスクを当局が認めたことになる。  中国国家衛生健康委員会(NHC)の報道官は15日の会見で、3月に入って28省で市中感染で発症したケースが1万5000件余り確認されたと明らかにした。その大部分は感染力の強い変異株「オミクロン株」によるものだという。