多くのビジネスパーソンの支持を集める、登録者60万人超えの「サラリーマンYouTuber」、サラタメさん。
注目の処女作『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン──名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法』は600ページ超えの超大作で、まさに“鈍器本”だ。
「仕事がデキない」「残業だらけ」「上司とソリが合わない」「転職したい」「老後のお金が不安」といった、人生100年時代を生きるサラリーマンの悩みを、まるごと解決してくれる本書から、その一部を抜粋して紹介する。

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「未経験の副業Webライター」だった僕が「800名のライターを束ねるディレクター」になるまでにやったことのすべて

プロフィール
・新卒で大手IT系企業に就職。3年目に海外駐在。帰国後、EC(電子商取引)のコンサルティング会社に転職
・サラリーマン副業でWebライターを開始。半年で生活費を稼げる目処が立ち、独立
・現在、Webライター兼ディレクターとしておもに法人向けメディア運営代行(顧客30社以上)
・Webライターのためのオンラインコミュニティ「ライター組合」を運営(約800名所属)

「ディレクター型」までの3ステップ

1.お手伝い:クラウドソーシングにて低単価の仕事を受注
(時給換算200円でした……)
2.職人:サラリーマン時代の経験(IT、EC、海外駐在)を活かした専門性の高い記事をライティング
3.ディレクター:数百名のライターとともに、法人メディアの構築から運営まで対応

本業超えまでの6ステップ
1.「副業の軸」を明確にする

●なぜ副業を始めた?
独立を経験するための助走

 30歳になるまでに、思いつく限りの働き方(大企業・海外駐在・ベンチャー企業・個人事業主・社長)を試し、最終的に自分に合ったものを選びたい思いがありました。

 とはいえ、個人事業主としてお金を稼げる確証がない状態で、独立する勇気はなかったので、まずは副業に取り組んでみました。

●当初の目標は?
最低限の生活費である月収12万円

 ひとまず、最低限の生活費を目標にしました。家賃3万円(千葉の田舎を想定)、光熱費1万円、食費2万円、備品1万円、日用品1万円でザックリ計算。保険や税金などを踏まえても、12万円あればどうにか生活できるかなと。

2.「好き」より「稼げる」仕事を選ぶ

●なぜWebライターに?
いろいろ試して最後に残ったもの

 デザイン・サイト制作・アフィリエイトなど、Web系の副業いくつかにチャレンジ。その中で「ツラくない仕事」「ある程度安定して稼げる仕事」として残ったのがWebライターでした。

 Webライターの仕事は、始めたばかりだと時給が安いものの、即金性が高いです。さらには、Webメディアの記事制作は、一度受注すると長期間(少なくとも数か月以上)継続受注できることが多いので、売上が安定しやすいのも魅力でした。