3.失敗前提で小さく試す

●どんな試行錯誤があって今のビジネスにたどり着いた?
思いつくWeb系の副業は手当たり次第試した

 デザインやサイト制作は楽しかったのですが、単発の依頼が多く、継続性がありませんでした。また、クライアントとのコミュニケーションに時間がかかりすぎて断念(自分の営業力の問題ですが……)。

 アフィリエイトブログも、収益化まで時間がかかりすぎるので、生活費を稼げる未来が見えずに挫折。ライティング自体も、3か月でまったく芽が出なかったら、撤退しようと思っていました。

4.継続で「経験」を稼ぐ

●どのくらいの期間で結果が出た?
副業開始半年以内で目標達成。ただし、体調を崩す……

 まず、目標を3段階に分けて定義しました。

1.生きていくための最低限の金額(月8万円)
2.それなりに生活できる金額(月12万円)
3.理想的な生活をするための金額(月60万円)

 月12万円の目標は、半年以内で達成できました。ただし、土日も休憩時間もほぼなく仕事をしていたところ、体調を崩してしまう時期もありました。基本的に副業において、「短期で」結果を出そうとするのは、オススメしません。

●継続で得たものは?
最悪なんとかなるという安心感

 副業ライターを継続することで、「食いっぱぐれはしないだろう」という安心感を得られました。

 どんな仕事であれ、「一生食いっぱぐれない」とは言い切れないでしょうが、「いろいろ試す→ツラくない仕事に絞る→自分の経験や興味を活かして単価アップ→任せられる部分は人に任せる」といったスモールビジネスを切り盛りする手順は、ずっと使えるものだと思っています。

●副業にどのくらいの時間をかけていた?
〈睡眠時間と本業の仕事とその勉強以外すべて〉
平日5日×5時間、土日2日×10時間

 短期で結果を出したかったので、起きている時間は、ほぼ副業をやっていました。

 具体的には、起きたら家を出る前に記事のリサーチ&記事の骨子を作成、通勤中にスマホなどで執筆。昼休みにカフェで執筆。帰りに次の記事のリサーチ&骨子作成、帰宅後に執筆&納品。夜食時間はリサーチ、お風呂は耐水性のホワイトボードを持ち込み、骨子作成や営業方法の検討。いわゆるプライベートな時間はなかったかと。

 ただし、睡眠時間は調子の上がりやすい1日7~8時間を確保していたので、副業を続けられました。これはとても重要な習慣だったと思います。

「未経験の副業Webライター」だった僕が「800名のライターを束ねるディレクター」になるまでにやったことのすべて