多くのビジネスパーソンの支持を集める、登録者60万人超えの「サラリーマンYouTuber」、サラタメさん。
注目の処女作『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン──名著300冊から導き出した人生100年時代の攻略法』は600ページ超えの超大作で、まさに“鈍器本”だ。
「仕事がデキない」「残業だらけ」「上司とソリが合わない」「転職したい」「老後のお金が不安」といった、人生100年時代を生きるサラリーマンの悩みを、まるごと解決してくれる本書から、その一部を抜粋して紹介する。
プロフィール
・新卒で大手金融会社に入社後、8年で2社勤務。2社目では役員秘書を経験
・副業のオンライン秘書で、本業の収入を超えたことをきっかけに独立
・現在、年長と年少の保育園児を育てる32歳シングルマザー
・オンライン秘書として、中小企業経営者7名のクライアントをサポート中
・オンライン秘書になりたい人のコミュニティ「秘書部」を運営(約240名が所属)
オンライン秘書とは?
オンラインでやり取りしながら、クライアントの秘書業務を請け負う仕事。メール対応・スケジュール管理・出張手配・経理など様々な業務をサポートする
「ディレクター型」までの3ステップ
1.お手伝い:クライアントになってほしい人の事務作業をお手伝い
2.職人:提案力を磨き、仕事を積極的に巻き取る。仕事量アップ&単価アップ
3.ディレクター:7名のクライアントをサポートする「秘書チーム」のディレクター
本業超えまでの6ステップ
1.「副業の軸」を明確にする
●なぜ副業を始めた?
▼子育てのために、もっと貯金したかったから
貯金ゼロのまま25歳で結婚。26歳で第1子、28歳で第2子出産と立て続けに出費が重なり、わずかな貯金もほぼゼロに。にもかかわらず、年1回の昇給額は2000円。生活するだけでもギリギリの状況。今後、子どもたちが大きくなるにつれ、出費が重なるのに、毎月1万円も貯金できていない状況を打開したいと思い、副業を始めました。
●当初の目標は?
▼保育園代である月7万円稼ぐこと
副業開始当初は、認可外の保育園に通っていたため、保育園代が月7万円もかかっていました。いつかその金額を副業でまかなえたらいいなぁと思い、目標にしていました。
2.「好き」より「稼げる」仕事を選ぶ
●なぜオンライン秘書に?
▼気づいたら、それがオンライン秘書と呼ばれるものだった
「オンライン秘書になろう」と思って今の仕事を始めたわけではありません。
SNSで知り合った中小企業の社長の事務を手伝っていたら、紹介でクライアントが増えていき、結果としてオンライン秘書と呼ばれる仕事になったというイメージです。
実は、最初に副業としてしっくりきたのはオンライン秘書ではなく、アフィリエイトブログでした。一時は月収が10万円を超えることもありましたが、Googleのアップデートなどの影響で収益は不安定。「ブログは好きだけど、この収入が続くわけではない」と不安に思って始めたのがオンライン秘書でした。オンライン秘書の仕事は、基本的に時給制なので収益が安定しているのが魅力です。
また、自身では「大したことはしていない」と思っていた秘書スキルが、「中小企業経営者や個人事業主からは、強いニーズがある」と気づいたことも、本格的に取り組み始めた理由の一つです。