3.失敗前提で小さく試す
●どんな試行錯誤があって今のビジネスにたどり着いた?
▼当時大流行していたプログラミングは即挫折
当時、副業として流行っていたものは、ひととおり試しました。
オンライン秘書とはまったく毛色の違うプログラミングにも挑戦しましたが、まったく性に合わず、“光の速さ”で挫折しました(笑)。
当時から、何度失敗してもやり直せるよう、初期費用をかけすぎないことは意識していました。今の時代、高額教材に頼らなくても、YouTubeに学習動画があったり、1500円くらいの書籍で専門知識を学べたりするので、まずはそこからで十分だと思います。
「無料学習→実践→楽しいと感じたら、仕事として本格的に取り組む」というサイクルで、いろいろな副業に小さくチャレンジしてみました。
4.継続で「経験」を稼ぐ
●どのくらいの期間で結果が出た?
▼目標の月7万円はオンライン秘書開始2か月で達成
オンライン秘書開始2か月で、目標だった月7万円(保育園代)は達成できましたが、その先を見越して、早朝深夜問わずハードに働いていました。
というのも、「子育てにもっと時間をかけたい」という思いから、働く時間を自由に選べる個人事業主として、独立したかったからです。当時は焦る気持ちもあり、やや無茶な働き方になってしまいましたが、その甲斐もあってか、成果が出るのも早かったように思います。
●継続で得たものは?
▼「テキストコミュニケーション力」
オンライン秘書として求められる能力はたくさんありますが、なかでも特に大事な「テキストコミュニケーション力(文字で相手に伝え、動かす力)」が鍛えられたと思います。
秘書としては、クライアントにいかに確認や回答の負担をかけないかが大切です。
端的に要点を伝えつつ、トゲトゲしたコミュニケーションにならないよう配慮しないといけません。当初は、こちらの言いたいことがうまく伝わらず、悔しい思いもしましたが、クライアントの方々から綿密にフィードバックをいただけたことで改善できました。
数多くの実務経験をこなしたからこそ、身についたスキルだと思います。
●副業にどのくらいの時間をかけていた?
▼〈平均週20時間〉
平日3日×3~4時間、土日1日×5~6時間
基本的には、子どもたちが起きてくる前の朝1時間と、子どもたちが寝た後の夜2~3時間ほどです。
朝5~6時には起床し、速攻で自分の身じたくを済ませました(5分で化粧など)。自分の身じたくが終わったら1時間ほど仕事し、子どもたちを保育園に連れていき、自分もそのまま出勤していました。
仕事が終わった後は、子どもを保育園に迎えに行きます。子どもたちが寝る前まではまったく時間が取れないので、寝静まった後21~22時すぎから、就寝する24~25時まで作業していました。