3月16日深夜、宮城、福島両県で震度6強を観測する地震が起き、広範囲で被害が出た。AERA3月28日号では、今回の地震を緊急取材。コロナ禍の災害における「備え」を専門家に聞いた。
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コロナ禍のなか、今回の地震のような災害に備えるにはどうすればいいか。
国は、日ごろの備えとして飲料水(1人1日3リットルを目安)とカップ麺やアルファ米、ビスケット、缶詰などの非常食を少なくとも3日~1週間分、備蓄するよう推奨する。さらにやっておきたいのは、自宅周辺の災害リスクを知ることだ。最も一般的なツールがハザードマップ。各自治体が作成し、ネット上でも見ることができる。
総合防災コンサルタント事業を行う「防災クリエイティブマネージメント」(大阪府大阪狭山市)の防災アドバイザー、岡本裕紀子さんは、こう指摘する。