先月のスーパーボウルの放送中、謎のQRコードが跳ね回る広告に注目が集まった。視聴者がスマートフォンを向けてタップすると、あるウェブサイト(実は暗号資産取引プラットフォームのコインベースのサイト)に誘導される仕組みで、数秒の間に2000万人以上がタップして、サイトはダウンした。このように人々はQRコードをタップすることに抵抗はないが、消費者にとって残念なことに、それを知っているのはマーケティング関係者だけではない。昨年12月にはQRコードが悪用される事件が起きた。悪意のある何者かがテキサス州の複数の主要都市でパーキングメーターにQRコードのステッカーを貼り付け、駐車料金が支払えるとされる不正サイトに利用者を誘導した。