水風呂がぬるい時の裏技とは?
反対に、水温がそれよりも高い場合は、ちょっとした裏技があります。それは、冷たい炭酸水を飲むこと。炭酸水を飲むと口腔内で水風呂の時に反応するセンサーと同じセンサーが反応することが報告されています。口の中の温度センサーを刺激することで、実際の温度よりも「冷たい」と勘違いさせることができるのです。
また、炭酸のシュワシュワ感が交感神経を活性化したり、口とは離れた足先の皮膚温を低下させたりするという報告もあります。
つまり、炭酸水を飲むことで、たとえぬるい水風呂であっても、実際よりも体が冷たいと認識したり、冷たい水風呂に入った時のように交感神経を十分に活性化したり、足先を適切に冷やしたりすることができるということです。純粋に水分補給という面でもメリットがあります。ちなみに、炭酸水はフレーバーつきのものでもOKです。柑橘系のフレーバーは交感神経を活性化させるので、より効果的です。ただし、本書のP56に書いた理由で、糖分の入ったものは摂らない方がよいでしょう。