ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、自国のエネルギー産業分野に国家を介入させることを得意としてきた。今ではドイツも同じ手法を取ろうとしている。ドイツ政府がロシア企業を実質的な管理下に置いたことは、遅まきながら、同国がエネルギー分野でロシア依存から脱するための一歩となる。  ドイツ政府は4日遅くに、ガスプロム・ゲルマニアの経営支配権を連邦ネットワーク庁(BNetzA)が管理する信託組織に移管した。BNetzAは、電気・通信インフラを監督する政府機関だ。