なぜ積立投資?
本書P569で触れたとおり、得た利益を長期間再投資し続けることで、インパクト絶大な「複利の力」を活用できるからです。
また、本書570ページの図のとおり、値動きを意識せず、淡々と定期的に買い続けたほうが購入価格を平準化できます。
このように、一定期間に一定金額で、同じものに投資し続ける手法を「ドルコスト平均法」といいます。ベテラン投資家でも使っているオススメの投資法です。
サラタメ:いざ投資してみると、どうしても市場が盛り上がってるお祭りムードで買いたくなってしまうのが、人間の性です(笑)。運用のプロ中のプロでもない限り、思考も感情も殺して、淡々と積み立て続けたほうが投資パフォーマンスはよくなると思います!
他の投資と比べてもインデックスファンド?
サラタメ:投資初心者で、まだ投資より副業に注力すべき段階の方には、やはりインデックスファンドがオススメかなと!
株式投資
親しみやすい投資手法だが、国内株式の多くは100株単位で買わないといけないため、一つの銘柄に投資するだけで10万円以上かかることも。そのため、手元のお金が少ないうちは、投資の基本である分散投資を実現しにくい。
FX(外国為替証拠金取引)投資
「レバレッジ」を使うと、自分で持っているお金以上に投資できる(最大25倍)。少額で一発逆転を狙うには最適だが、その分リスクもかなり高い。
仮想通貨投資
今後存在感が高まっていくのは確実だが、新しい投資手法のため情報がまだ不足しており、税制度を含めた法整備が不十分。聞いたこともない無名の銘柄は、特に注意が必要。お金を集めるだけ集めて逃げるような詐欺まがいの事件も起きている。
不動産投資
ミドルリスク・ミドルリターンの投資。大きな金額の借入を前提にした投資手法なので、覚悟が必要。一つのビジネスとして、すべての労力をつぎ込んで取り組むならアリ。
債券投資
国債も社債も元本割れのリスクは少なく、堅実な投資手段。インデックスファンド同様、安定した投資対象だが、得られる利益が長期的に見ても少ないので、メインの投資対象にはしにくい。
(本原稿は、サラタメ著『真の「安定」を手に入れる シン・サラリーマン』からの抜粋です)
・投資初心者は、インデックスファンドの積立投資がオススメ
・ファンド(投資信託)とは、「いろいろな投資商品の詰合せ」のようなもの
・アクティブファンドより、インデックスファンドがオススメ
・積立投資は、「複利の力」と「ドルコスト平均法」がポイント
・初心者にはインデックスファンドがオススメだが、他の投資手法も目的によってはOK