副業を本業にする最高のタイミングとは?見極める「3つのポイント」副業を本業にするタイミングを見極める3つのポイントとは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

安定収益が期待できる
独立の理想的なケース

 Aさん(40代・男性)は、建材・素材関連のメーカーで人事の仕事をしながら、副業でキャリアカウンセラーをしています。会社で採用面接をしてきた経験を生かし、学生や転職希望者にカウセリングをして就転職を支援。また、研修や雑誌への寄稿の依頼もあるため、月20万円以上の副収入を継続的に得ています。

 副業を始めた理由は、採用面接で若者の話を聞く中で、夢や目標を持たない若者が多いことに危機感を覚えたからです。

「自分が何をしたいのか」「どんな仕事が向いているのか」がわからず、仕事観や職業観も持たないまま仕事を求めてさまよう若者をたくさん見るうちに気の毒に感じるようになりました。

 しかし、転職会社や派遣会社などのエージェントは、自分たちの成約率を優先するばかりで、本人の希望や特性、価値観、やりたいことには無関心です。そこで、求職する側に寄り添い、理想の就職を実現する支援がしたいと考えるようになりました。

 そこで、まず初めに、キャリアカウンセラーの資格を取得しました。取得と同時にキャリアに関するブログとメルマガを始めました。すると、それらを見た人から問い合わせや相談を受けるようになり、希望があれば面談するようになりました。

 最初は、実績作りと割り切って無料で面談に応じていましたが、100人に達したところで有料に変更しました。料金は、1時間5000円からスタートし、今では1時間1万円を6回セットで行っています。