米財務省は14日、人気オンラインゲーム「Axie Infinity(アクシー・インフィニティ)」から先月5億4000万ドル(約681億円)相当の暗号資産(仮想通貨)が盗まれた事件について、北朝鮮政府と関連があるオンライン犯罪組織「ラザルス」の関与を明らかにした。この盗難ではゲームのネットワークが侵入を受けており、被害額は13年間の仮想通貨の歴史でも最高額となる。侵入者らは仮想通貨「イーサ」を17万3600イーサ、ドルと1対1で連動するステーブルコイン「USDC」を2550万USDC盗み出していた。米財務省の外国資産管理室(OFAC)は、制裁の対象で取引が禁じられている組織のデータベースを管理している。14日には同データベースを更新し、アクシーに対するハッキングで使われた仮想通貨アドレスの所有者がラザルスだったと示した。
人気ゲーム「アクシー」の仮想通貨盗難、北朝鮮が関与=米当局
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