SGホールディングス(本社・京都市南区、栗和田榮一会長兼社長)は3月30日、2030年に向けた新たな長期ビジョンと、その最初の3年間となる新中期経営計画(22~24年度)を策定した。新長期ビジョンでは、30年度に売上高2兆2000億円を達成することを目標に、とくに3PLや国際・海外物流など「宅配便以外」の事業を大きく成長させる。また、新中計では、3年後の25年3月期に売上高1兆6500億円、営業利益1600億円を目標に掲げた。(カーゴニュース)
2021年度業績は絶好調
経営目標を3年前倒しで達成
前中計(2019~21年度)は、EC市場の伸長による需要拡大を取り込みながら宅配便事業は着実に成長。さらに、エクスポランカ社を中心とした国際フォワーディングや3PLなども大きく拡大した。
21年度の売上高見込みは1兆5200億円、営業利益は1390億円で、中計目標値を大幅に上回るとともに、当初、次期中計を含めた9年間を期間としていた長期経営目標は、3年前倒しで達成することとなった。
これを受け、同社では2030年に向けた新長期ビジョン「Grow the new Story ―新しい物流で、新しい社会を、共に育む。」を策定し、激変が予測される社会・経済環境の中で持続的な成長を目指す。