米疾病対策センター(CDC)によると、米国で新型コロナウイルス感染症による1人目の死亡が報告されてから2年余りで、コロナによる累計死者数が100万人に迫っている。CDCが公表した統計によると、コロナによる累計死者数は99万人を超えた今も増え続けている。変異株の出現が大規模な感染再拡大を引き起こし、死者数を押し上げている。変異株の一つ「オミクロン株」は、個人レベルでは従来株に比べリスクは低いとみられるものの、米国では新規感染者数を過去最多に押し上げ、死者数は1日平均2500人超と過去2番目の多さとなっている。流行初期は検査が行き渡っておらず、診断されなかったケースもあるため、コロナに起因する実際の死者数はこれより多い可能性が高いと専門家は指摘する。CDCによると、ここ数年の平均死者数に比べ、流行開始後の死者数は110万人以上多い。ただ、薬物の過剰摂取の急増などもその一因となっている。
米国のコロナ関連死者数、累計100万人に迫る
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