「頭の回転が速くなる」「誰でも脳の機能が向上しそう」「脳の老化防止に使える」「ゲーム感覚で小学生でも楽しめる」「たとえるなら、脳のストレッチ」「集中力や記憶力が伸びた」などの声が届いた、くり返し楽しんで使える『1分間瞬読ドリル』は、何歳からでも6つの力が飛躍的に伸びます。間違ってもOK。1分間で与えられた課題を見ていくだけで、「記憶力」「思考力」「判断力」「読解力」「集中力」「発想力」が抜群にあがります。
子どもには、これから必要とされる「考える力」勉強脳が磨かれ、覚えに不安があるシニアはボケ防止に使える、そして、大人は脳機能を高めていくことができるのです。10歳から100歳まで、誰でも簡単に続けられる『1分間瞬読ドリル』で、脳をよくしていきましょう!(取材・文/狩野南)

顔は浮かぶのに、名前が出なくなった時の対処法Photo: Adobe Stock

「思い出しやすい脳」を手に入れる

「顔は思い浮かぶのに、どうしても名前が出てこない」
「近所でよく会うあの人、どこの誰だったかな」

 このような「思い出せない」経験はありませんか?

「老化現象かも」と不安になるかもしれませんが、これは年齢に関係なく、誰にでもあることです。

 記憶力を左右するのは、「回数」です。接触回数が多ければ多いほど、記憶は深く定着します。週に一度顔を合わせる人、毎日何かしらのコミュニケーションをとる人のことを忘れることはまずないですよね。ですが、3年に1回しか会わない人だったら、顔も名前もなかなか出てこないかもしれません。それは接触回数が圧倒的に少ないからです。

 期間を空けずに回数を重ねること。それが記憶力を高めるポイントですから、脳トレドリルも短いスパンで毎日少しずつやるのが有効です。

 そして、『1分間瞬読ドリル』の場合、最後まで解き終えてもそこで終わりではありません。文字やストーリーを並べ替える問題などでは「イメージすること」をポイントにしていますが、そのイメージを変えれば、また新たに問題に挑戦することができます。

 答えも1つとは限りません。何度でも繰り返して使うことができるのが、このドリルの大きな特徴です。繰り返せば繰り返すほど、「思い出しやすい脳」を手に入れることができるのです。

 どうしても思い出せないときは、そのままにせず、「何だったっけ?」と、とことん考えてみてください。思い出そうとすると脳はフル回転し、一気に活性化します。思い出せなくても、わからなくても落ち込む必要はありません。「あ、そうだったんだ」と答えがわかった瞬間にもちゃんと脳は動いてくれるからです。

 人の顔や名前を覚えるコツとして、私はその人の特徴を絵にして残すようにしています。視覚からのイメージで記憶が喚起されるためか、ほとんど忘れることがありません。こちらも、習慣にすることをおすすめします。

*本記事は、『1分間瞬読ドリル』から一部抜粋し、追加取材・加筆したものです。