米著名投資家ウォーレン・バフェット氏は、金融市場でギャンブルのような動きが続いていることに、ショックを受けているようだ。これは、投資会社バークシャー・ハザウェイが4月30日にネブラスカ州オマハで開いた年次株主総会で、同社最高経営責任者(CEO)のバフェット氏が行った発言の中で見出しになる部分だ。彼は「市場は賭博場のようだ」と語り、リスクの高い投機的動きを助長しているとして金融業界を批判した。バフェット氏の長年のビジネスパートナーであるチャーリー・マンガー氏もこの嘆きの声に同調。「現在われわれが目にしている毎日の純粋なギャンブル行為の規模は、これまで経験したことのない類いのものだ。ひどい状況だ」と語った。現在98歳のマンガー氏はこれまで、良い面、悪い面、醜い面を含め、市場のあらゆる側面を目撃してきた。
【社説】バフェット氏の「ギャンブル行為」批判
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