ロシア陸軍のアンドレイ・アクロモフ軍曹は亜鉛のひつぎに納められ、首都モスクワから南に車で4時間の故郷に戻ってきた。体の大部分は失われていた。先月、ウクライナの都市チェルニヒウ近郊で乗っていた戦車が砲撃を受け、死亡した。21歳だった。軍がDNA分析を行って身元を特定するのに3週間かかった。いとこのセルゲイさん(32)によると、地方知事室の代表は家族にそう説明したという。遺体は先週埋葬されたが、家族がひつぎの中を見ることはなかった。「全部アメリカのせいだ。ウクライナのせいでも、ロシアのせいでもない」とセルゲイさんは言う。「ナチズムがウクライナで広まるのをバイデンが許した。だからロシアは自国の国民と国境だけでなく、ウクライナの人々、女性、子ども、高齢者も守るために戦わなければならなくなった」
ロシア兵がひつぎで帰国 侵攻の悲しき代償
兵士たちはロシアとウクライナをファシストから守っていたと親族は言う
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