中国の日常生活で「ゼロコロナ」政策の影響から逃れられるものはほぼない。郵便物もしかりだ。多くの場所で徹底した消毒が行われ、手紙や小包の受取人は往々にして新型コロナウイルス検査を求められる。浙江省杭州市では3月、配送センターの従業員1人がコロナ検査で陽性となったことで、その運営会社は施設の閉鎖に追い込まれた。さらにここから荷物を受け取った数十万人には、コロナ検査を受けるよう杭州市からテキストメッセージが届いた。グラフィックデザイナーのアイリー・ガオさん(40)は検査の通知を受け取った市民の1人だ。ソーシャルメディアのライブ配信番組を見ながら、ふと思い立って注文した花を受け取った直後に、携帯にメッセージが入った。
中国ゼロコロナ生活、郵便受け取りも一苦労
配送前の荷物を徹底的に消毒、受取人がコロナ検査を要求されることも
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