海外旅行ガイドブックの決定版『地球の歩き方』から、今回紹介する記事は「奈良〈癒やしのお寺〉巡りで新緑を楽しむ旅」です。仏教伝来の地である奈良は、パワスポ好きな人にとっては避けては通れない神聖なエリア。豊かな自然と調和するように建つお寺も多く、春や夏は色とりどりの花々や眩しいほどの新緑が楽しめるのも魅力です。そんな数ある奈良のお寺のなかでも、思わず深―く深呼吸がしたくなる、開放感抜群な癒やしのお寺をご紹介します!(文/写真 『御朱印でめぐる全国のお寺 週末開運さんぽ』取材・執筆担当 土屋朋代)
四季折々の花々が咲き乱れる「花の御寺」
長谷寺(奈良県桜井市)
古くから観音信仰の聖地とされてきた長谷寺。真言宗豊山派の総本山として、全国に3000余の末寺をもち、『源氏物語』や『枕草子』などの古典の中にも登場する歴史あるお寺です。ご本尊は、約10mもの高さを誇る日本最大の木造観音像。観音めぐりをする多くの参拝者が全国各地から集まります。