ETFを選ぶ際には、乖離率は非常に重要
ETFを選ぶ際、乖離率は非常に重要です。
これは考えてみれば当然のことで、基準価額1万円のはずのものが仮に9000円のディスカウントで取引されていたとして、投資家は売りたいと思うでしょうか?
もし「安く買えてラッキーだ」と考えて投資したとして、売るときにはより乖離率が大きくなり、さらに不利なディスカウントで売らざるを得ないかもしれないのです。具体例を見てみましょう。
【下図表】は、国内上場のETF「iシェアーズ・コア TOPIX ETF」の乖離率の推移を示したものです。各年の平均乖離率を見ると、2020年はマイナス0.005%、2021年はマイナス0.031%というように、ほとんど乖離がないことがわかります。