18日の米株式相場は大幅反落。ダウ工業株30種平均の下げ幅は1100ドルを超えた。小売り大手の決算が失望を誘い、投資家の間でリセッション(景気後退)への懸念が高まった。ダウ平均の終値は前日比1164.52ドル(3.57%)安の3万1490.07ドル。1日の下落率としては2020年6月11日以来の大きさで、終値としては21年3月以来の低水準に沈んだ。S&P500種指数は165.17ポイント(4.04%)安の3923.68、ナスダック総合指数は566.37ポイント(4.73%)安の1万1418.15で引けた。小売り大手では、コスト上昇や販売の伸び悩み、サプライチェーン(供給網)の混乱などが利益を圧迫した。ターゲットの利益はアナリスト予想を下回り、株価は24.9%安と急落。ディスカウントチェーン大手のダラー・ツリーとダラー・ゼネラル、さらに、会員制倉庫型量販店コストコ・ホールセールは下落率がいずれも10%を超えた。
NYダウ1100ドル超下落、景気後退懸念高まる
有料会員限定
あなたにおすすめ