価格が安く、デザインがよく、実用性が高いSUV
ダイハツ・ロッキーとトヨタ・ライズ
ダイハツ・ロッキーとトヨタ・ライズは2019年末のデビュー以来、好調なセールスをキープしている。ダイハツは以前から、テリオスとキャミ、ラッシュとビーゴなど、トヨタにOEM供給するコンパクトSUVを開発/生産してきた。本格的なSUVブームが到来するずっと前の話である。人気のロッキー/ライズは、トヨタ版には新しい車名が与えられたのに対し、ダイハツ版は往年の車名を復活させた。
ボディサイズは全長×全幅×全高3995×1695×1620mm。SUVブームの中、5ナンバーサイズのSUVは少数派。魅力は価格が安く、デザインがよく、実用性が高い点に尽きる。イメージは、ちょっぴり硬派な印象。クロスオーバーテイストのSUVが多い中、ボクシーなフォルムもあって道具的な雰囲気を発散する。まさにそこがウケている。ありそうであまりなかった、商品力の高いクルマだ。