フェイスブックとインスタブラムは1日に30億人近いユーザーが利用しているが、ヘルプデスク要員はユーザー数と比べるとゼロに近い。オハイオ州クリーブランドで引退生活を送るジョン・ベーコンさん(72)のフェイスブック・アカウントは昨年ハッキングされ、その後、停止された。アカウントを再開するために顧客向けのヘルプラインやメールアドレスを探したが、そうしたものはなかった。ベーコンさんは結局、数カ月をかけてアカウントを取り戻したが、「人間と話すことはできなかった」と語った。ユーザーはフェイスブックからサポートを受けるため、ときに極端な手段を取ることもあるが、それでも成功する人はほとんどいない。ティックトックやツイッターのカスタマーサービスもほぼ同じだ。ツイッター買収で合意したイーロン・マスク氏に向けてあるユーザーは「どうかカスタマーサービスに目を向けて」と投稿した。このユーザーはささいな問題のためにツイッター本社にフェデックスで手紙を送らなければならなかったという。
FBのアカウント停止、再開に執念燃やす人々
自身のアカウントに問題が生じたユーザーは助けを求めてあらゆる手を尽くすが…
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