米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は、ツイッターを440億ドル(約5兆6000億円)で買収する計画に関し、株式に依存する割合を増やす考えであることが分かった。テスラ株はここ数週間、急落している。25日に証券当局に提出された書類によれば、マスク氏はこれまで272億5000万ドルをエクイティファイナンスで調達するとしていたが、これを335億ドルに増やす意向。またテスラ株を担保とするローンには依存しない考えも明らかになった。テスラ株は4月末にツイッターとの合意が結ばれて以降、3割ほど安くなっている。マスク氏は5月上旬の時点で、19人の投資家から71億4000万ドルほどを調達。これら投資家の参加により、440億ドルの買収を完了させる上でマスク氏個人が抱えるリスクは事実上低減されることになる。