正解は、「買い」または「様子見」。
チャートだけで判断するならば「様子見」か「売り」
J社は13週移動平均線が下向き、ゆるやかな下げトレンドが続き、下げ止まりのシグナルはありません。
チャートだけで判断するならば「様子見」か「売り」となるでしょう。
成長株としてブレイクする可能性があるので「買い」
業績を見ると、J社は成長株投資の美味しいところに近づいている可能性があります。
国内事業だけ見ると、売上400億円→500億円、純利益100億円→140億円と、既に高収益の高成長企業です。
海外事業で大きな赤字を出しているために、会社全体の利益は赤字が続いています。
ただし、海外事業も売上は100億円→200億円と急拡大しています。
先行投資負担が重くて大きな赤字を出していますが、海外売上の成長が続けばいずれ海外も黒字化するでしょう。
J社の売上が来期以降、900億円→1100億円と拡大していくと、純利益は40億円→120億円と黒字を拡大していくと試算されます。
ただし、現時点では下げ止まりと判断できないので、しばらく「様子見」しても良いと思います。
新規公開株(IPO)は上場から半年~1年後が狙い目
上場後の初値は、高い成長期待から割高につくことが多いです。
初値をつけた後しばらく株価が下がり、株価が落ち着いてくる半年~1年後が投資の好機と判断しています。
(本稿は、『株トレ――世界一楽しい「一問一答」株の教科書』から抜粋・編集したものです。)