韓国で日本旅行チケット争奪戦!韓国人が今「行きたい場所・買いたい物」は?写真はイメージです Photo:PIXTA

観光ビザ取得に韓国領事館に並ぶ日本人
同様の事態が韓国でも起きている!

 6月1日以降、韓国に行きたい日本人が韓国領事館や大使館に押し寄せている。コロナ禍で韓国政府が中断していた観光ビザの発給が、この日から始まったからだ。

 報道によると、東京・港区にある韓国大使館には初日に約400人が長蛇の列を作ったという。韓国を訪れたい人たちの目的は、買い物をしたい、K-POPアイドルのライブに行きたい、美容手術を受けたいなどさまざまだ。筆者の知人も近々、大阪市中央区にある韓国総領事館を訪問する予定で、彼女の目的は2年以上も遠距離だった韓国人の恋人に会うことだ。

 東京・大阪・福岡の韓国領事館や大使館側は、予想以上の人が集まったことで困惑気味とのこと。東京にある大使館では初日の受け付け人数を急きょ250人分で打ち切り、2日はあらかじめ150人に制限した。そのため、ビザを取得したい日本人から不満の声が漏れたほか、ビザ争奪戦に勝とうと、徹夜組まで出たほどだった。

 一方、韓国側はどうか。日本ではその様子があまり報じられていないが、実は同様の事態が起きている。ソウルの日本領事部関係者によると、韓国人からのビザ申請は現在、多いときで1日に500人から600人ほどもあるそうだ。「書類をさばくだけで一苦労」(同)という。

 韓国の大手紙は「日本旅行チケット争奪戦開始」と報じているし、韓国のある旅行会社がソウル~大阪のパッケージツアーを販売したところ、2時間で2000人分が完売し約1億円を売り上げたと報じられている。

 日本政府は6月10日から観光客の受け入れを再開する予定だが、1日の入国者の上限は2万人だし、許可されているのは添乗員付きのパッケージツアーのみ。それにもかかわらず、1日に500人から600人もの申請があるのだから、個人旅行が解禁されれば、さらに訪日韓国人旅行者が殺到するだろう。なぜなら、「団体ツアーだったらまだ日本には行きたくないけど、個人で旅行できるようになったら早く行きたい」と考えている韓国人が多いからだ。

 それでは、韓国人は「訪日個人旅行」が解禁になった際、日本のどこに行き、何をしたいと考えているのか。