羽田真代
ジャニーズ事務所のアイドル、King & Princeの平野紫耀氏が日本のバラエティー番組でソウルに行き、番組内で発言した内容が韓国で問題になっている。「韓国を侮辱している」「見方によっては中国も侮辱している」というのだ。ネットだけでなくテレビ番組でもこの件が取りあげられている。

韓国に犬肉を食べる文化があることは、日本でもよく知られている。しかし最近は犬肉を食べる人は減っており、あるアンケートでは約7割が「犬肉食を法律で禁じるべきだ」、約9割が「この1年犬肉を食べていない」「今後も食べるつもりはない」と回答した。なぜ韓国人は、犬肉食を嫌うようになってきたのだろうか?

12月5日、韓国で現代自動車(ヒョンデ)の最新電気自動車「アイオニック5」が事故を起こし、運転手の男性が亡くなった。建物の外壁に衝突した直後に車両が燃え上がり、火は2時間も消えなかったという。これはリチウムイオンバッテリーの熱暴走という、電気自動車に特有の事故だ。ガソリン車であれば、助かる命だったのではないだろうか。

シャインマスカット、ルビーロマン、マイハート……日本産高級ブドウの、韓国・中国への流出が止まらない。シャインマスカットだけでも、日本側の経済損失は年間100億円以上と言われる。「韓国が日本のブドウを盗んだ」事態になっていることに対して、韓国では「他の名前で売ればいい」「韓国から盗んだものを先に返して」などという反応が多かったが、徐々にメディアの論調が変化してきたようだ。なぜ風向きが変わってきたのだろうか?

3年ぶりの正式な日韓首脳会談がカンボジアで行われた。今回の会談の焦点は、目下、日韓関係の最大の懸念である「徴用工問題」だった。岸田文雄首相は「早期解決を目指す」とコメントしたが、この会談の内容について韓国国民はどんな感想を持っているのだろうか?

10月29日深夜、ハロウィーンの人出で賑わう韓国・ソウルの梨泰院(イテウォン)地区で、人並みに押しつぶされて154人が亡くなるという事故が起きた。転ぶ人、意識を失う人、負傷者が出る中でも人々は前進を続けたという。韓国では、今回の事故は「人災」だと、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権を責める声も出始めている。コロナ前にハロウィーン見物のため現場を訪れたことがある筆者は、事故への対応や事故そのものにも韓国の国民性を感じたという。もし日本だったら、この事故は違う展開になっていたのではないか。

香港の投資会社に買収された長崎のハウステンボス、破格の安さ&好条件で中国企業に売却され、高値で転売された夕張リゾート、ほぼ丸ごと土地を買収された日高山脈ふもとの村……。「赤い資本」が日本の土地や不動産をどんどん購入している。実は同じことが韓国でも起きており、韓国政府は対応に動き始めた。日韓は似た状況にあるが、政府の危機感という意味では韓国のほうがまだ高いのではないだろうか。

10月11日から日本の水際対策が変更になり、入国者数の上限が撤廃され、個人旅行とビザなし渡航が解禁になる。海外旅行客がグッと日本を訪れやすくなるわけだ。中でも訪日旅行客が急増しそうなのが韓国である。岸田首相がこの件を発表するやいなや、日本行きの旅行チケット販売数が500%以上増、LCC航空券販売数300%増と、爆発的な売れ行きになっているという。

原油価格が高騰、原子力発電所の再稼働も難しいという状況下、太陽光発電や風力発電など再生エネルギーへの期待が高まっている。しかし問題は、「発電設備の設置・開発は環境破壊につながるのでは」という懸念だ。韓国には、高速道路や廃線になった鉄道を使った太陽光発電設備がある。海外では称賛する声も多く、日本でも導入が検討されるかもしれないが、韓国在住の筆者は「いいことばかりではない」と警告する。

先日、「日本で働く中国人留学生のバイト代は免税されていたのが、撤廃の方向で調整が進んでいる」というニュースが注目を集めた。実はこのニュース、韓国でも大きな話題になっている。1980年代に中曽根内閣が締結した日中租税条約のように、日本にはそろそろ見直すべき“不平等条約“がいろいろある。

安倍晋三元首相が街頭演説中に銃撃され、亡くなったというニュースは、隣国・韓国でもリアルタイムで伝えられ、トップニュースになった。オンラインニュースには多数のコメントが付いているが、日韓関係悪化の責任がある人物なので気の毒とは思わないと非難したり、容疑者を安重根になぞらえて美化したりと、驚くような声も多数上がっている。安倍元首相の死に対し、韓国人がどんな反応をしているのか。代表的な声を紹介する。(ビジネスライター 羽田真代)

韓国・アリランTVのニュース番組で、単独インタビューを受けた鳩山元首相。彼は「元首相」の肩書を利用して過去に何度も韓国への謝罪を重ねてきた人物だ。このインタビューでも彼は韓国民に謝罪し、慰安婦問題について日本政府の姿勢を批判した。インタビューで彼が語った内容とは……。

ソウルの日本領事部関係者によると、韓国人からのビザ申請は現在、多いときで1日に500人から600人ほどもあるそうだ。韓国の大手紙は「日本旅行チケット争奪戦開始」と報じているし、韓国のある旅行会社がソウル~大阪のパッケージツアーを販売したところ、2時間で2000人分が完売し約1億円を売り上げたと報じられている。しかも今は円安だ。多くの韓国人は約3年もの間、日本に行きたくても行けなかった。待望の日本旅行に円安という外的要因まで加われば、財布のひもが緩くなるに違いない。

韓国・尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権の初代駐日大使に内定した尹徳敏(ユン・ドクミン)氏は、知日派として知られる国際政治学者だ。尹錫悦政権では日韓関係の改善が期待されるが、中でも大きな課題である慰安婦問題と徴用工問題について、尹徳敏氏が語ったこととは……。
