ホワイトハウスは、ジョー・バイデン米大統領のサウジアラビア訪問の予定を早ければ13日にも発表する。事情に詳しい関係者らが明らかにした。サウジ政府や同国の指導者であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子に批判的な米議員らからは反発の声も上がっている。バイデン氏は7月に中東地域を訪れる予定で、サウジアラビアに加えイスラエルも訪問する意向だという。また現時点ではサウジのサルマン皇太子との会談も予定されていると関係者の1人は述べている。バイデン氏はサウジの反体制派記者ジャマル・カショギ氏が2018年に殺害された件や、同国のこれまでの人権侵害を繰り返し非難し、大統領選挙の際に、同国は国際社会で疎外される「パーリア国家」のように扱われるべきだと発言していた。