米中政府間の関係が不安定な中、米損害保険大手チャブのエバン・グリーンバーグ最高経営責任者(CEO)は、中国からのデカップリング(切り離し)ではなく中国との関与を支持すると表明する。同CEOは14日の講演で「われわれは中国との経済関係で、利益に基づいた取り組みを再開しなければならない」とし、「米国は米企業に世界市場や中国で競争・繁栄させることによって強くなっていると深く信じている」と述べる予定だ。米経済界は何年もの間、首都ワシントンで中国政府のための最大のロビイストだった。だがここ数年、このロビー活動は分裂している。中国では経済への国家の支配が次第に強まっているため、多くの米企業が中国での事業拡大ペースを落としていることが背景にある。
米チャブCEO、中国との関係修復を主張へ
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