暗号資産(仮想通貨)取引所大手の米コインベース・グローバルは14日、従業員の18%に当たる1100人を削減する計画を明らかにした。コスト管理の一環としている。コインベースの株価は今年、仮想通貨が下落する中で急落している。今回の人員削減計画は証券取引委員会(SEC)への提出資料で明らかにした。米株式市場でコインベースは下落しており、東部時間午前10時10分時点で前日比およそ3%安で推移している。コインベースによると、人員削減後の従業員数は約5000人になる。コインベースは米国の仮想通貨取引所で最大手。デジタル資産を巡る熱気が冷める中、ユーザーの維持で苦戦を強いられている。投資家は連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを継続するとみており、仮想通貨やハイテク株など、高リスクとみなされる資産への投資意欲は減退している。
米仮想通貨取引所コインベース、人員18%削減へ
有料会員限定
あなたにおすすめ