【ワシントン】ジョー・バイデン米大統領が7月中旬に中東を訪れることが決まった。サウジアラビアではムハンマド・ビン・サルマン皇太子と会談する予定だ。  中東訪問はバイデン氏にとって大統領就任後初めてで、イスラエルやヨルダン川西岸地区にも訪れる。エネルギー価格の高騰からイランの核開発問題に至るまで、世界的な課題への取り組みの一環となる。  バイデン政権に対しては、経済協力と引き換えにサウジ指導部による深刻な人権侵害を見逃してきたとの批判が身内の民主党内にくすぶる。  ホワイトハウスが14日発表した声明には、バイデン氏とムハンマド皇太子との会談予定は触れられていない。