Manであれ、Beautyであれ!
成人式を迎えられた皆さん、おめでとうございます。これを一つの節目と能動的に認識し、益々ご活躍いただければと、一人の日本国民として願っています。
男性諸君へ。
二十歳になる前と後で転換すべき自意識は「Boy」(世間に依存することによってのみ生きられる男の子)から「Man」(自らの言動で周りをリードする、真に自立した男))だと思う。以前、DOYチームの一人から、渋谷に掲げられていた「I AM A MAN」という広告の写真を送ってもらったことを思い出して、「これだ!」と胸が躍動した。私も胸を張ってBoyではなくManだと言える人間を目指したいし、これから成人になるみなさんも、そうあってほしい。
Boy, Be A Man!
女性諸君へ。
ITと女性が大の苦手な私は、率直に言って、女性が持つ感性や好みに関してはあまり分からない。女性の顔を真正面から見つめることもできないし、恋愛経験も極めて限られている。ただ、国際関係の議論をする際、必ず(真剣に)言っていることがある。
「世界のリーダーに女性が増えた分だけ、世の中は平和になる」
個人的には、世界に羽ばたくアジアン・ビューティーを一人でも多く見てみたい。一緒に頑張りましょう!
Girl, Be A Beauty!
人生は、演繹法だ
18歳で中国に渡った私は成人式に出席できていない。当時は参加したいとも思わなかった。「俺にそんな時間はない。やることが山ほどある」と殺気立っていた頃だ。いま、自分よりも若い人たちが成人式に臨んでいる姿を想像するだけで、「あのころは若かったな」と思える。
あれから8年、迫りくる、流れゆく日々を過ごしてきて、振り返って思えることが二つある。
一つは、後悔した日は一日たりともなかったという事実。一生懸命、全力疾走、無我夢中で生きてきた。この点にだけは納得している。
もう一つは、「あの時こうしておけば」という部分が多々あるという事実。今になって気づいたことばかり、反省している。
事実は往々にして矛盾する。事実ほど矛盾を内包しているものはない。しかし、矛盾が存在するから、ヒトは成長しようとするし、社会は豊かになっていく動機を見出す。
矛盾に満ちた自らの経験を踏まえ、語ること通じて、新成人となる皆さんと8つの言葉を共有したい。