今の弱気相場には2つの顔がある。まだ資産形成期にある若い投資家を脅かす側面と、既に引退したか、その時期が近い投資家を痛い目に合わせるという側面があるという意味だ。まだ「稼ぎ時」の人々にとって、今回の弱気相場は短期的には苦痛をもたらすが、長期的には見通しは明るそうだ。一方で年配の投資家は今回の市場の下げで壊滅的な被害を受ける可能性がある。米連邦準備制度理事会(FRB)が先週、75ベーシスポイント(bp)の利上げを決定し、インフレ率が9%近くまで上昇する中、米国株の年初からの値下がり率は22%に達し、債券価格も11%値下がりしている。市場の回復には一部の高齢者が許容できる以上の時間がかかる恐れがある。
米株弱気相場、正しく立ち向かう方法とは
若い投資家と年配の投資家とでは取るべき対応が異なる
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