上場投資信託(ETF)を手掛ける米プロシェアーズは今週、米市場に上場する初のショートビットコイン先物ETFを本格展開する用意をしている。ビットコインは週末に2万ドルを割り込んだが、投資家はこの上場によって事実上、ビットコインの値下がりに賭けることができるようになる。同社の「ショートビットコイン戦略ETF」はニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場し、ティッカーシンボル「BITI」で取引される。コインデスクのデータによると、ビットコインは年初来56%、イーサリアムは69%、それぞれ値下がりしている。19日時点でデジタル通貨全体の時価総額は8570億ドル(約115兆7000億円)と、ピークだった昨年11月の約3兆ドルを大幅に下回っている。