会計事務所大手のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が監査部門とコンサルティング部門の分割を検討していることについて、数千のパートナーに数百万ドル(数億円)の支払いが行われる上、分割自体も楽観的な成長目標に依拠するものであることが分かった。同社の内部資料や事情に詳しい関係者らから明らかになった。計画ではアマゾン・ドット・コムなどの監査を担う部門と急速な成長を続けるコンサルティング事業が分割されることになる。コンサル事業では税金や取引、技術面でのアドバイスを提供している。EYの内部資料によれば、同社は分割後、各部門がより急速な成長を達成でき、個別に事業を行うことで収益性も高まるとみている。31万2000人の社員を抱えるEYの分割は、早ければ来年にも実現する可能性がある。
会計大手EY分割計画、パートナーに「棚ぼた」も
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