中学受験を選択した小学生の親が考えるべきことの1つに「親が勉強の情報源になる」ということが挙げられます。高校生や中学生のように勉強、学習情報のネットワークを持たない小学生にとって、頼りになるのは塾か親しかいません。では、具体的に保護者はどのように子どもの勉強を見守り、アドバイスをすればいいのか?本記事では、灘中合格者数18年連続日本一を誇る、中学受験の名門進学塾「浜学園」の副理事長(前学園長)で『中学受験に合格する子の学んだら忘れない勉強ルーティーン』などの著書がある橋本憲一氏が、受験本番で最大限の力を出すために親ができる勉強サポートを解説します。
合否を分ける「1点の差」をなくすための検算と見直し
どんなに優秀な子どもでも全科目満点という奇跡はまず起こりません。
全国各地から優等生と呼ばれるライバルたちが受験し、最終的に合否を分けるのはわずか1点の差だったりしますから、不注意による失点だけは絶対に避けたい。
ならば、「ひとつのミスをなくすためにはどうしたらいいか?」。これは全受験生にとって永遠のテーマです。