「このまま」今の仕事を続けても大丈夫なのか? あるいは「副業」をしたほうがいいのか? それとも「起業」か、「転職」をすべきなのか? このように感じたとしたら、それは皆さんの考えが正しい。なぜなら、今感じているお金に対する不安は、現実のものとして近づいているからです。無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。
そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。新刊『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』では、余すことなく珠玉のメソッドを公開しています。受講者は6000人に及び、その9割が成功。さぁ、新しい働き方を手に入れましょう!
ムダに税金を支払わなくていい
全世界でバブル崩壊の兆しが見えます。歴史は繰り返すので、バブル崩壊は今後、本格化するでしょう。そのときに最も大きく痛手を被るのが、株や投資信託などの金融商品です。金融商品の価値はマーケットで決まるので、私たち個人には防衛策がありません。もちろん、資産形成をするうえで金融商品は欠かせないので、金融商品が悪いという意味ではありません。
各国が採りうる唯一のバブル対策は金融の引き締めなので、欧米諸国はセオリー通りに金融の引き締めへと舵を切り始めました。バブル自体の崩壊は避けられませんが、ソフトランディングできれば、被害を最小限に抑えられるからです。日本の場合、日銀が静観姿勢を貫いているので急激な円安が進んで輸入する原材料が高騰。急激な物価上昇を招いています。
そんな「株安」「円安」「物価高」の三重苦の真っ只中では、なすすべがないように思われがちですが、そんなことはありません。なぜなら、「株安」「円安」「物価高」の三重苦に負けない「最強の資産形成術」が1つだけ存在するからです。それは、世界一お金儲けが上手な民族「ユダヤ人」の資産形成術をマネすることです。
お金を貸して信用を創造する銀行の仕組みを発明したのがユダヤ人です。世界の長者番付の上位に名を連ねるグローバル企業やビッグ・テックも、その多くがユダヤ資本です。
貧困と不正の根絶を目指す国際NGO団体オックスファムの発表によると、世界の富の82%が富裕層の上位1%に集中しています。その富裕層のトップに君臨するのがユダヤ人大富豪なのです。
せっかくなので、私たちもぜひ、ユダヤ人大富豪にあやかりましょう。
私たちは、彼らのようにお金を印刷することはできませんが、1つだけ真似できることがあります。それが節税です。節税こそが、「株安」「円安」「物価高」の三重苦に負けない最強の資産形成術なのです。
財務省によると、財政赤字を含む国民負担率は、令和2年以降6割前後で推移しています。
国民負担とは税金と社会保険のことなので、収入の6割が事実上の税金として徴収されていたのです。
歴史の授業で「四公六民」を学びました。米の収穫高の4割が年貢で、6割が農民の取り分という、江戸時代の厳しい年貢制度のことです。国民負担率6割の私たちは「六公四民」なので、江戸時代の農民より私たちのほうが悲惨かもしれません。
もちろん、すべての税金が国民のために活かされていれば文句はありませんが、現実には莫大な税金がムダになっています。そこで、税金のムダ使いをいましめるためにも、まずは私たち一般庶民から、税金の節約を始めましょう。
節税というと、真っ先に思い浮かぶのが「ふるさと納税」ですが、金額が小さすぎるので焼け石に水です。
そこでおすすめしたいのが、「稼ぎ口二刀流」を使った大胆な節税です。「稼ぎ口二刀流」でプライベートカンパニーを活用すれば、ムダに税金を支払わなくて済むようになるからです。
ムダな税金を減らせるだけではありません。「稼ぎ口二刀流」では、税金を払う代わりに必要経費という健全な投資にお金をまわすので、日本のGDP拡大にも貢献できます。日本人全員が「稼ぎ口二刀流」を始めれば、私の試算ではGDPは2割増えます。GDPが2割底上げされれば、日本経済の復活も夢物語ではなくなります。
そもそもお金とは、数値化された感謝の気持ちです。人様や社会に貢献して、感謝されて、初めてもらえるものだからです。それゆえに貢献が大切です。
そして、貢献しながら節税して資産形成する仕組みこそが「稼ぎ口二刀流」というビジネスモデルの真骨頂です。ですから、家族で協力しあって節税しながら、自分たちの役割と使命を果たしていきましょう。
「稼ぎ口二刀流」さえあれば、「株安」「円安」「物価高」の三重苦だって乗り越えられます。それどころか、老後の安心までをも手に入れられるのです。そうであれば、善は急げです。
日本と子どもたちの未来のため、そして自分の老後のために「稼ぎ口二刀流」で節税しながら資産形成し、GDP拡大に寄与するという社会貢献を今すぐ始めてみませんか。
*本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。