米自動車メーカーが電気自動車(EV)の販売価格を引き上げている。大型電池に利用される原材料のコスト急騰を相殺することなどが理由だ。EVに対する消費者の強い引き合いに便乗する狙いもある。この2、3週間でテスラ、フォード・モーター、ゼネラル・モーターズ(GM)、リビアン・オートモーティブ、ルーシッド・グループが一部のEVモデルを値上げした。GMは先週、コモディティー(国際商品)価格や物流コストの上昇を理由に電動ピックアップトラック「ハマーEV」の販売価格を6250ドル(約84万4700円)引き上げ、8万5000~10万5000ドルとした。GMの広報担当者によると、販売開始からまだ間もないこのモデルは納車まで約2年待ちだという。
テスラ・GM・フォード、EV値上げ コスト・需要増で
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