米政府が今年3月にイスラエルやアラブ諸国の軍トップらと秘密裏に会合を開いていたことが分かった。米国や中東諸国の当局者らによると、ミサイルやドローン機の性能向上を続けているイランに対抗する方法が話し合われた。エジプトのシャルム・エル・シェイクで開催されたこの会合の開催はこれまで公表されていなかった。共通の脅威に対抗する方法を協議するため、米軍主催の会合にイスラエルとアラブ諸国の幹部将校がここまで幅広く参加するのは初めてだったという。会合に参加したのはイスラエル、サウジアラビア、カタール、エジプト、そしてヨルダンの幹部将校。複数の政府当局者によれば、イスラエルとその周辺諸国は軍事協力関係を結ぶ可能性を巡り、交渉の初期段階にある。