人工知能(AI)技術を手掛ける新興企業コグニズ(米カリフォルニア州バークレー)は、銃の存在を自動で検知する新たなソフトウエアを開発した。2016年創業の同社は、顧客が持つ既存のカメラを利用して、設備の欠陥やサプライチェーン(供給網)の動きを特定するAI技術を提供している。コグニズのダニエル・パターマン共同最高経営責任者(CEO)は、これを応用することで、銃器を検知して銃撃事件の発生を防ぐ技術を新たに開発したと話す。コグニズのAIソフトウエアは、銃を携帯している人物を自動で検知し、監視担当者に警告する。その後、当局に通報することもできる。パターマン氏は、事前録画された実際の動画を使った試験運用では技術の効果が確認できたと述べている。また、人間の検証チームが確認することで、間違いを減らす仕組みになっているという。
銃の携帯者をAI技術で自動検知、米新興企業が開発
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