「集中できない」現代病を逆手に、スマホ時代の新しい“読む力”いまのスマホ時代では5分しか集中力が続かないという。その前提に立った、集中力のいらないインプット・アウトプット術とは?(写真はイメージです) Photo:PIXTA

おすすめポイント

 あなたが今朝スマートフォンで記事を読んだとしよう。どうしてその記事を選んだのだろうか。なんとなく目に飛び込んできたからと答える人が多いかもしれない。だが、情報があふれるなかでスピーディーに成果を出すことが求められる現代においては、そうした「なんとなく」の選別では心もとない。読むべき情報と読むに値しない情報を正しく選り分ける必要があるといえる。

 著者・佐々木俊尚氏は毎日およそ1000本に及ぶ記事の見出しに目を通し、「読むべき記事」を毎朝Twitterで呟いている。それを10年以上ほぼ休むことなく続けているというから驚きだ。現在佐々木氏のTwitterのフォロワー数は約78万人であり、情報収集・アウトプットの達人といえる。そんな佐々木氏が実践する、スマホ時代にふさわしい「新しい読み方」を体系的に紹介したのが本書『脳が超スピード化し、しかもクリエイティブに動き出す!現代病「集中できない」を知力に変える 読む力 最新スキル大全』だ。読み進めるうちに、大量の記事や書籍を効率的に自らの「知力」に変えていく道筋が見えるだろう。

 自分には集中力がないとため息をついた方も案ずることなかれ。いまのスマホ時代では5分しか集中力が続かないという。その前提に立った、集中力のいらないインプット・アウトプット術が解説されている。