今年2月にウクライナ侵攻が始まるまでの数カ月間、エマニュエル・マクロン仏大統領は自身をロシアのウラジーミル・プーチン大統領と西側諸国の主な橋渡し役と位置付け、世界の外交舞台でフランスが主導的役割を担っていると主張した。だが新たなドキュメンタリー番組は、プーチン氏の侵攻への決意によってマクロン氏の努力が踏みにじられた様子を浮き彫りにした。マクロン氏はフランスが輪番制の欧州連合(EU)議長国を務めた半年の間、カメラ班の同行を認めた。このドキュメンタリーは、ロシアと緊張が激化する中でプーチン氏を外交に誘導しようとする取り組みの失敗、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領との関係、侵攻に対する欧州の対応を形成しようとする努力についてのマクロン氏の記録映像になった。